笑顔で見送ろうと思っていたのに、別れ際、二人して泣いてしまった。
ハチが泣くとは思っていなかったから、ビックリした。ハチも辛いって思ってくれてるんだ。
部屋を出る時に、ハチがいつもしていたペンダントをくれた。
去年、アドバンスで3ヶ月間福岡に行く前は、ハチの指輪をくれた。
「いつもしてたじゃん。大切なものでしょ?」
「だからだよ。だから実にあげるんだよ。大事にしてね。」
「うん。うん、わかった。」
「次に会うときは、ちゃんと付けてきてね。」
よく見るとそのペンダントには、小さく「I LOVE YOU」の文字が入ってた。
「本当は、実を連れていきたいけど・・・」とぎゅーと私を抱きしめて言うハチ。
「どうしても辛くなったら、大学辞めて福岡においで。」
「ハチ、ダメだよ、それは。それは逃げだもん。ちゃんと大学は卒業して就職しなくちゃ。」
「うん、頑張ろう。」と部屋を出て駐車場に向かった。
14時にウチを出発予定だったのに、涙も止まらず、離れられず、アクセルを踏み出せずで、結局出発したのは15時近くになってしまった。
「ハチ、行って。フェリーに乗り遅れたら大変だよ。」
「実がこんな状態じゃあ、行けない。」
「大丈夫だよ。」
「大丈夫じゃあ、ない。」
「行って。ハチ、行って。」
フェリーの時間もあったから、もうハチにアクセルを踏んでもらうしかなかった。
でも少し車を前に動かしただけで、更に泣いてしまう私を見て、何度もハチは走りかけた車を止めた。
「ハチ、気にしないで、行って。」
ハチは窓から腕を伸ばして、私を抱き寄せた。
最後と決めてハチと指切りして、ちゅーして、ハチはウインカーを出して、アクセルを踏んだ。
駐車場を出て、ハザードを数回点滅させて、ハチは旅立っていきました。
ハチが泣くとは思っていなかったから、ビックリした。ハチも辛いって思ってくれてるんだ。
部屋を出る時に、ハチがいつもしていたペンダントをくれた。
去年、アドバンスで3ヶ月間福岡に行く前は、ハチの指輪をくれた。
「いつもしてたじゃん。大切なものでしょ?」
「だからだよ。だから実にあげるんだよ。大事にしてね。」
「うん。うん、わかった。」
「次に会うときは、ちゃんと付けてきてね。」
よく見るとそのペンダントには、小さく「I LOVE YOU」の文字が入ってた。
「本当は、実を連れていきたいけど・・・」とぎゅーと私を抱きしめて言うハチ。
「どうしても辛くなったら、大学辞めて福岡においで。」
「ハチ、ダメだよ、それは。それは逃げだもん。ちゃんと大学は卒業して就職しなくちゃ。」
「うん、頑張ろう。」と部屋を出て駐車場に向かった。
14時にウチを出発予定だったのに、涙も止まらず、離れられず、アクセルを踏み出せずで、結局出発したのは15時近くになってしまった。
「ハチ、行って。フェリーに乗り遅れたら大変だよ。」
「実がこんな状態じゃあ、行けない。」
「大丈夫だよ。」
「大丈夫じゃあ、ない。」
「行って。ハチ、行って。」
フェリーの時間もあったから、もうハチにアクセルを踏んでもらうしかなかった。
でも少し車を前に動かしただけで、更に泣いてしまう私を見て、何度もハチは走りかけた車を止めた。
「ハチ、気にしないで、行って。」
ハチは窓から腕を伸ばして、私を抱き寄せた。
最後と決めてハチと指切りして、ちゅーして、ハチはウインカーを出して、アクセルを踏んだ。
駐車場を出て、ハザードを数回点滅させて、ハチは旅立っていきました。
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