富士急での失態。

富士急で、お化け屋敷に行った。あの、ギネス認定の長〜いやつ。
私はそういうのが、まったくダメで、嫌だって言った。
でも、ハチが「フジヤマやドドンパ乗ったんだから、今度は俺のワガママを聞け！」とかなり激しく言い、無理やり引っ張られて行った。
待ってる間も嫌で嫌で。
一時間半待ってセットの病院に入って、説明聞いたり、映像見るだけで、すでにダウン状態。まだ始まってもいないのに、顔もあげられなくなり、ハチから離れることもできない私。

いざ、私たちの番になった時、写真を撮って、廊下を歩いたんだけど、なんかプシューって音がして、もうダメだった。もう涙が出て、止まらなくって、泣き崩れた。もうハチに引っ張ってもらわないと歩けなくなってた。

強制退出口があるらしいんだけど、見つからない。というか、まだこの距離だから、ない。当然だ・・・。
覚えていることは「帰る。もう嫌だ。」と連発していたこと。そして後ろから来た1組のカップルに先を譲ったこと。

こんな状態（泣き叫んでる）の私にも、脅かし役は容赦なく脅かした。
脅かされた瞬間、私はその場にしゃがみこんで立ち上がれなくなってしまった。ハチの話によると、私がしゃがみこんでる間にまた3組くらい先を譲ったそうです。

あまりにも私の状態が激しくて、ハチはお手上げ。
脅かし役の人がセットから覗いて「大丈夫ですか？」と聞いてくる始末。
この少し先に一個目の退出口があるというので、なんとか立ち上がり、歩いた。でも、やはり「まだ、ないの？ないの？」とわめいていたらしく、心配で脅かし役の人が「もう少し先です。」と案内してくれました。

なんとか退出口に辿りつき、ドアをあけた。
外の明るさで、心が軽くなった。
ハチは一人でも行くというので、ハチと別れ、私はギブアップして外にでた。

ハチ、一人で行かせてごめんね。でも、最初からイヤだって言ったのに、無理やりつれてったあなたが悪いんだからね。

脅かし役の方、先を譲られた方、迷惑かけてごめんなさい。
自分の事でいっぱいいっぱいで、実はあんまり覚えてません。

出口でハチを待つ私。
出てきたハチ。一人で出てきたハチに、待っている人からいろんな言葉が飛んできたらしい。
「なんで、ひとりなの？」→いや、そこにツレがいるんですが。
「おい、どこに置いてきたんだよ。」→いや、僕が置いてかれたんです。

と思ったらしい。というか、あたられた。
中で回っている間も、会う家族、カップルみんなに「お一人ですか？」と言われたと（私に）怒ってました。

落ち合った後も、グチは続いた。
「大丈夫？」なんて言葉はありませんでした。
ちっとは心配しろや、あほ。

もう二度とお化け屋敷系は行かないと心に決めた。